「今」の記しが思考を作る
『思考の整理学』を読んだ
久々の更新
めんどくさくてブログ書いていなかった
メンタリストのDaigoさんは私の尊敬する人間だ
氏が先日おっしゃっていたのは
「本を読んだら要約を書くこと」
これをするだけで頭に入ってくる密度が変わってくるんだとか
ただ、やっぱりめんどくさい…書きたくない…
そんなことを思っていたため、本を読むたびこの発言が思い出されて辛くなっていた
しかし、本書を読んで、「ぼちぼちまたやり直して行こうか。」そんな気持ちになった
ここからが感想
第一印象はハウツー本
ノート法とかカード法、発酵法やセレンディピティ、手帳に記したりノートに寝かせたり…とまあいかにして思考を整理するか、またそれをアウトプットするか、そもそもどうやって思考するかを書いた本だと思った
しかし、ある一言を見て印象が一変、これは思考の教科書であると捉え方が変わった
その一言が
「思考の整理とは、いかにうまく忘れるか、である。」思考の整理学ーp127
私は高校生である。故にテストがある。もちろんこれは進級、卒業に影響力を持つハードルである。それを乗り越えなくてはまともに学校生活を送れない。ではいかにして乗り切るか
暗記である
学校の定期テスト程度ならば暗記で十分であり、思考の要素など一切ない
そんな常識を持ち合わせていた私にはいささか不思議であった
しかし、この異物を胃の中にしっかりと落とし込んでくれたのが筆者のたとえ話
これはなんとも秀逸であった
(内容は是非とも本書をとって確認していただきたい)
各節ごとに明瞭な例え話、あるいは比喩を筆者は積極的に用いていた。はじめの頃は何が何だか理解に苦しむのだが、ある瞬間、「そのことか」と腑に落ちる
それが幾重にも練られ、深みへと誘っている
また、本書が提案する思考の整理学、と呼ぶべきものは本書を用いて等身大に表現されている。この点も注意しながら読み進めるとまた一味深い
本書は紙とペンを用意しながら読むべき本であると読了して思う
こんな何を言っているのかわからないブログを読むよりは本書を手に取り、筆者の明晰な頭脳を垣間見た方がよっぽどためである
今後も考えを表して行くにつれ、本書はかけがえのない軸本になると確信している
ps.本書は1986年にかかれた本であるが、素晴らしく未来を言い当てている
是非手にとって欲しい